海外メーカーの製品を Makuake や GREEN FUNDING、Amazon.co.jp に持ち込むとき、案件ごとに必ず当たるのが次の3つです。順番に確認すると手戻りが減ります。
1. 技適:搭載モジュールの型式で総務省のデータベースを引く
Wi-Fi、Bluetooth、LTE などの無線を積んだ製品は、電波法の技術基準適合証明・工事設計認証(技適)が必要です。海外メーカーが「モジュールは認証済み」と言う場合、その認証がモジュールの型式・アンテナ・無線ファームウェアの構成に紐づいていることを確認してください。最終製品でアンテナや出力を変えていれば、製品側での認証が必要になるのが通例です。
型式が分かれば、総務省の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」で登録の有無・取得者・認証日が引けます。当サイトの Giteki 検索 は同じデータベースを英語で照会するもので、主要モジュール30種は毎日更新のページにまとめています。
2. PSE:同梱の AC アダプタと電池が「どの品目」か
電気用品安全法の対象は本体より同梱物で決まることが多く、AC アダプタ(直流電源装置)は特定電気用品(菱形 PSE、登録検査機関の適合性検査が必要)、一定のエネルギー密度以上のリチウムイオン蓄電池や LED 照明器具は特定以外(丸形 PSE、届出事業者の自主検査)に当たります。
貴社が輸入者になる場合、届出事業者は貴社です。海外メーカーが直販する場合は次の3が関係します。
3. 国内管理人と税関事務管理人:誰が輸入者かで変わる
2025年12月25日から、海外事業者が PSE・PSC 対象製品を日本の消費者に直接販売する場合、経済産業省への届出と国内管理人の選任が義務になりました(経産省)。貴社が輸入者として仕入れて販売する形なら、海外メーカー側の国内管理人は不要で、義務は貴社(輸入事業者)が負います。
海外メーカーが Amazon FBA の倉庫へ直送する形では、Amazon は輸入者になれないため、海外メーカーが税関事務管理人(ACP)を届け出る必要があります。
案件ごとのチェック(コピーして使ってください)
- 無線モジュールの型式:____ → 技適の登録有無・取得者・認証日
- アンテナ・出力は認証時の構成のまま?:はい/いいえ/不明
- 同梱物:AC アダプタ(定格 __V __A)/USB 給電のみ/電池(__Wh)
- PSE の品目候補:特定(菱形)/特定以外(丸形)/対象外の可能性
- 輸入者:貴社/海外メーカー直販(Amazon・自社EC・クラファン)
- 国内管理人:不要(貴社が輸入者)/必要(海外メーカー直販)
- ACP:不要/必要(FBA 直送)
当方では、製品名とモジュール型式をいただければ、上の項目を日英両方の書面で1〜2営業日にお返ししています(初回1製品は無料)。代理店向けのご案内。
本記事は公開資料に基づく情報提供であり、法的助言ではありません。最終的な該当判断は登録認証機関・経済産業省・総務省にご確認ください。